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萩原朔太郎…の娘。

先日、友人から
萩原朔太郎の長女、萩原葉子の展覧会に出掛けたと
連絡をもらいました。

萩原朔太郎といえば
「竹」が有名ですね。
(というか、恥ずかしながら他をあまり知りません…)

光る地面に竹が生え、
 
靑竹が生え、
 
地下には竹の根が生え、
 
根がしだいにほそらみ、
 
根の先より纖毛が生え、
 
かすかにけぶる纖毛が生え、
 
かすかにふるえ。

 
かたき地面に竹が生え、
 
地上にするどく竹が生え、
 
まつしぐらに竹が生え、
 
凍れる節節りんりんと、
 
靑空のもとに竹が生え、
 
竹、竹、竹が生え。

という詩なのですが、
なんとなく不安定感満載の
どろどろしてそうな感じですね。

官能主義なんて言葉も聞きますが
その人によっていろんな解釈が楽しめる
作品だと思います。

あ、娘の展覧会でしたね。
娘も父に負けず劣らず多才振りを発揮していて
執筆活動に留まらず、オブジェを作ったり、
ダンスをしたり、していたようです。
友人の話では、朔太郎の詩よりも面白かったと。

世田谷文学館で1月までやっているそうなので
興味がある方はどうぞ。

…文学館のレストランのドライカレーが美味しいそうですよ…

2011年11月10日

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