先日、「悼む人」を読みました。
以前から読みたい本でしたが、文庫本化されたのでこれを機に一気に読むことが出来ました。
主人公の坂築静人が新聞などで報道される事件事故を元に、亡くなられた人を悼み続ける旅をつづけます。
その静人が先々で亡くなった方が「誰に愛され、愛し、感謝されたか」を関係者に聞き、ひとりひとり自分の胸に刻み込むのです。
また、静人のまわりの人間模様もすばらしく描かれています。
人々の死生観は様々ですが、人の生きる意味について人生の豊かさについて考えさせられる作品でした。
評判通りの良い本でした。是非機会があれば読んでみてください。
2011年8月17日
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