以前から言われていたことですが、恐竜絶滅の理由が小惑星の地球衝突であることがほぼ確実であると、国際研究チーム(東北大、千葉工業大の研究者らや世界12ヵ国41人の専門家ら)が3月5日にアメリカの科学雑誌「Science」電子版に発表しました。
地質的なことや種の大量絶滅の時期と一致するなど、理由となる証拠がはっきりしたようです。
私が驚いたのは、その衝突の規模がどの程度であったかの推測の方で、まず現象としては6550万年前に直径10km~15kmの小惑星が今のメキシコのユカタン半島に20km/秒のスピードで衝突したとのとこです。
実際その場所の地下1000mに直径300kmにも及ぶクレーター(チクシュルーブ・クレーター)があり、中央ドームだけで180kmもあります。
それで、その威力ですが広島型原爆の50億~100億倍くらいで地震ならマグニチュード11くらいだそうです。
全く想像もできませんが、津波の高さは300mというから種が大量絶滅するのも納得です。
最後に考えさせられたのは、地球の歴史で言えば、このような種の大量絶滅は過去5回もあったようで、今まさに6回目が人類の繁栄によって起こっているという事実です。
環境問題はやはり今の世界で一番の問題ですね。
2010年3月11日
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