先日、成田幸満ちゃんを殺害した容疑者が逮捕されました。
明らかに障がいを持っている人であり、私はとっさに
世論があらぬ方向に行かなければいいけど…と思いました。
というのは、とかく障がいを持っている人が逮捕されると
「障がい者を野放しにしているからそんな事をしでかすんだ…」
という論調になってくるからです。
レベルの低い話ですが、では障がいを持っていない人が事件を起こさないのか?
単純にそうした括りで話をすると障がいを持っている人の方がはるかに
犯罪を犯す率は低いはずです。
以前、オウム真理教の事件が公になった時に重いてんかん発作を持った一部の方が被害に遭いました。
発作時に転倒して頭を打たないようにヘッドギアをかぶっている事からです。
「頭にそんなものつけて、お前はオウムか!」…と。
別に私は障がいを持っている方たちを美化するつもりは毛頭ありません。
悪い人もいればいい人もいる。ただ、同じ人間なのです。
悪い事をしたら断罪すべきだと私は当然考えていますが
おそらくこれから責任を問えるかどうかという問題になって
メディア各社は実名報道の是非を問われる事になるでしょう…。
そうなると、余計に私が懸念したような風潮になりかねません。
本当のノーマライゼーションとはなんなのか?
もう一度真剣に考えて見る必要があると思います。
設計部 T.M.
2008年12月11日
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