私は、障害者のアート活動に携わっていました。今でもボランティアとして少し関わっております。
私は、いわゆる一般の美術教育というものを受けてきました。
私の関わっていた障害者の方たちはそれほどの美術教育を受けて来ていない方たちがほとんどでしした。
でもその方たちの作品は、なにか惹かれるものがあるのです。
なぜでしょう。
中には「子供っぽい絵だ」という方もおります。
では大人っぽい絵とはどんな絵なのでしょう。
デッサンがしっかりしていて技巧的に卓越した作品なのでしょうか。
子供っぽいとは、逆にその人の気持ちが素直に出ている作品とも言えます。
こんな色を使うと色合い的におかしいとか
こんな形を描くと下手くそとか思われるとか。
そんな気持ちではない心のそこから表れてくる色、形。
絵の原点がここにあるように思うのです。
私はいつもこの位置に立ち返りたいと思います。
2008年7月4日
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